白浜にスカイダイビング施設オープン

 大空を飛びたいという夢をかなえるアクティビティ、スカイダイビングを楽しめる県内初の施設「南紀白浜スカイダイビングクラブ」(池田和正代表)が白浜町に誕生した。上空約2400㍍からインストラクターとともにダイブし、パラシュートで約5分間の遊覧ののち、日置大浜に着地。観光客ら体験した人にも大好評で、周辺の宿泊施設との提携を進めるなど、南紀の新たな観光資源として期待が寄せられている。
 国内では北海道と栃木、埼玉、茨城、兵庫各県に同様の体験施設があるが、浜辺に降り立つことができるのは、南紀白浜スカイダイビングクラブが初めて。
 同クラブが提供するのは、体験する人がインストラクターと安全フックで体をつないだ状態で行う「タンデム降下」と呼ばれる方法。地上でトレーニングをしてから南紀白浜空港をセスナ機で飛び立ち、遊覧飛行の後、上空約2400㍍からインストラクターとともに空へジャンプ。約40秒間、平行移動をしているように感じられる降下を体験したあとパラシュートが開き、さらに約5分間、白浜の絶景を見ながら遊覧し、日置大浜に着地する。
 スカイダイビングの飛行の感覚を、「孫悟空のきんと雲に乗ったら、きっとこんな感じなんだろうと思います」と話す池田代表(47)は、20年前に埼玉県で初めてスカイダイビングを体験した。プロボクサーだった池田代表は、体力の限界から引退を考え始めたころ、ボクシングと同じくらい夢中になれるものを模索し、さまざまなスポーツを体験した末にスカイダイビングを選んだ。「スリリングなスポーツだからこそ、安全に留意して楽しむことに大きな達成感が得られました」と話す。
 池田代表は故郷の和歌山で多くの人にスカイダイビングを楽しんでほしいと、アメリカで約300回の降下経験を積み、アメリカパラシュート協会(USPA)のDライセンスを取得した。
 平成10、11年に白浜空港や白良浜でのイベントでデモンストレーションを行ったときには、大空から降下してきた池田代表に子どもたちが目を輝かせて駆け寄ってきたことに手応えを感じたという。クラブ開設に際し、「スカイダイビングは見たことのない景色を味わえ、人生観が変わるほどの体験ができると自負しています」と魅力を語り、体験を呼びかけている。
 費用は1人5万円(税込み)。ホームページ(http://www.nanki-skydiving.com/)などから予約できる。問い合わせは同クラブ℡090・8203・5018。

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