日ノ御崎新灯台 現地で完成記念式典

 美浜町三尾地内に設置されていた紀伊日ノ御埼灯台を日高町阿尾(田杭)地内へ移転する工事が終わり、23日に新しい灯台の完成記念式典が現地で行われた。
 日高町の松本秀司町長、美浜町の森下誠史町長ら約30人が出席。灯台を管理する田辺海上保安部の川上誠部長はあいさつで新灯台建設協力者の日高観光㈱代表・大杉達さん、新灯台銘板揮毫者の岡本昂大君(美浜町三尾、日高高1年)、新AIS(船舶自動識別装置)局銘板揮毫者の本間愛子さん(日高中3年)に感謝の意を表したうえで、「お二人に揮毫していただいた灯台とAIS局が、これからも末長く紀伊半島西岸を航行する船舶を安全に導いてくれるものと信じております」と述べた。事業を実施した兵庫県神戸市、第5管区海上保安本部の村松一昭交通部長もあいさつ。岡本君、本間さんらによる銘板除幕、2人への感謝状贈呈などを行い、工事の無事完成を祝った。式典終了後には出席者が新灯台を見学した。
 旧灯台付近で地割れや地滑りが発生、建物に倒壊の危険があったため、約65年ぶりに旧灯台西約120㍍の安全な場所へ新たな灯台を建築した。新灯台はこれまでと同じコンクリート造りで、高さ17㍍。点灯する周期は以前の40秒3回から12秒3回となり、光を見やすくした。光の到達距離は約40㌔。毎日、明るさを感知するセンサーが作動し、暗くなると自動点灯する。総事業費は約1億6000万円。

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