日高川町の移住者向け空き家紹介順調

 日高川町は、平成28年度の移住希望者らへの空き家紹介状況をまとめた。県の空き家バンクへ登録したこともあり、前年度より2件増の11件。うち10件は町外からの移住者となっており、人口減少対策にも貢献。一方で、依然として空き家の物件不足が課題となっており、引き続き提供を呼びかけていく。
 町内には300件以上の空き家、盆と正月などのみ利用する準空き家も含めれば600件以上になる。
 町では空き家の有効活用として移住者への提供を実施。これまでは町が空き家情報を管理し、問い合わせのあった希望者らに情報を提供していたが、28年度は県の空き家バンクに登録。県内各自治体の空き家情報をまとめたサイトで、空き家の外観や内観の写真、間取り、築年数、家賃(販売価格)などを掲載。21日現在16の自治体が登録しており、日高川町も積極的に活用。空き家を探す移住希望者の多くがアクセスするサイトとなっており、日高川町でも直接の問い合わせよりも空き家バンクを経由した問い合わせが多くなっている。
 空き家の紹介は26年度が5件、27年度が9件。28年度は県外から8件、町外2件、町内1件の合計11件。県外では大阪や兵庫などが多く、年齢は20~60代。移住の理由は「田舎暮らしへの憧れ」が多いという。空き家バンクのほか、町職員による全国各地の移住フェアでのPR、改修(上限80万円)や家財などの片づけ補助(上限10万円)の推進、ゆめ倶楽部21の取り組みなども空き家紹介数増加に一役買っている。
 一方で、21日現在でサイトに21件の空き家を登録しているが、町内にある空き家の数に比べて少ない。移住希望者の中には「希望の物件が見つからない」との理由で見送る人もおり、町では引き続き空き家の提供を呼びかけていく。

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