御坊市役所に消費生活相談窓口開設へ

 高齢者らを狙ったワンクリック詐欺や悪質な訪問販売トラブルが増加している中、日高地方7市町が共同で7月から、「日高地域消費生活相談窓口」を開設する。窓口は中心地となる御坊市役所1階に設置され、相談室などを備えた部屋の改修が3月末で完了し、準備は着々。専門の相談員2人が常駐と巡回で日高地方全域をカバーし、消費者トラブルを解消する身近な強い味方となる。
 専門の相談員を配置した相談センターは県が和歌山市と田辺市で開設し、和歌山市自体も同市内で1カ所運営しているが、中紀地方にはなかった。各市町役場の担当課が相談窓口となり、講習を受けた職員が通常の業務と兼務する形で相談を受け付けているが、一般市民や高齢者らをだます詐欺等の手口は複雑化。警察などと連携して注意を呼びかけているが、日高地方でも被害が後を絶たず、複雑多様化する相談内容については専門相談員のいる和歌山市や田辺市まで足を運んでもらっているのが現状。住民に自分の住む地域でいつでも安心して相談できる体制を整えようと、7市町で共同運営することにした。広域で共同運営するのは県内初の取り組み。
 拠点となるのは、市役所1階の市民課窓口の向かい、もともとは収入役室で、これまでは相談室として使っていた一室。市が28年度事業で改修工事を行い、受け付けカウンターや個別の相談室を設けた。机などの備品の搬入も随時行っており、専門相談員となる2人も雇用。7月1日のスタートまでさらに研修等を積み、スキルアップしていく。開設したあとは、2人のうち1人が常駐、もう一人が曜日別に各市町を巡回することにしており、詳しい日程等は現在調整している。
 市商工振興課では「悪質な訪問販売や手口が巧妙化する詐欺など消費者トラブルに関する相談は年々複雑化している。専門知識を持った相談員が迅速、的確に対応することで被害の未然防止につなげていきたい。とくに一人暮らしの高齢者は相談相手がいないケースもあるので、身近に相談してもらえるよう広報していきたい」と話している。

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