御坊市民文化会館 新年度から大改修

 御坊市は、来年度から4カ年計画で市民文化会館の音響設備等を一新する。平成8年3月以来21年ぶりの改修で、メインとなる大ホールの天井と両側面に埋め込んでいる4つの大型スピーカーを取り替えるほか、操作卓(ミキサー)もデジタルの最新装置に交換。演奏する側の利便性が大きく向上するほか、来場者にはこれまで以上に美しいサウンドを提供できる施設に生まれ変わる。
 昭和59年に建設した文化会館は平成8年以来2回目の音響改修となる。これまでは部分補修等を繰り返してきたが、老朽化が進んできたため、最新装置に更新することにした。事業費は4年で総額2億3480万8000円を見込んでおり、初年度となる29年度は当初予算に7000万円を計上。まずは音響の心臓部となるミキサーを新しくする。これまではアナログだったが、デジタルの最新型を導入。さまざまな演出効果が簡単な操作でできるようになる。合わせて移動式ミキサーもデジタル型に更新する。これまでバンドやエレクトーンのコンサートでは、エコーなどいくつも付属品を取り付けなければならなかったが、デジタルになるとその必要がなく、利便性が大きく向上する。ミキサーの更新工事は来年2月ごろに行う。
 2年目の30年度はメインのスピーカーの更新工事で、舞台上部の天井の2基、舞台横の左右の2基を取り替える。音がこれまで以上に美しく聞こえるようになり、どの席に座っても同じ聞こえ方になるよう工夫する。足場を組む大掛かりな工事となるため、現時点では来年5月から6月半ばにかけての約1カ月半の間を休館にして改修する計画。例年の実績から利用の少ない時期を選んだ。会館の利用は1年前から予約を受け付けていることから、正式に工期が決まれば広報に努め、休館への理解を求める。3、4年目の工事は休館する必要がなく、現在は会議用の音響となっている小ホールも音楽用に変更するなど細かい作業を進める。
 指定管理で同館を運営している㈱ハートスは「演者にとっては演奏しやすく、うたいやすくなりますし、観客は聞きやすくなります。来年は休館でご迷惑をかけることになりますが、ご理解ください」と話している。

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