御坊市で認知症地域支援事業の全体報告会

 ごぼう総活躍のまちづくりプロジェクトの一環で、認知症になっても希望を持って暮らせるまちづくりを目指している御坊市は19日、本年度に取り組んだ認知症地域支援体制構築事業の全体報告会を御坊商工会館で開催。アドバイザーを務めてきた認知症介護研究・研修東京センター研究部長の永田久美子さんが1年間を総括し「地域の小さなつながりが認知症になっても元気に暮らせるまちをつくる」と地域連携の大切さを訴えた。
 介護や医療関係者、一般住民ら120人が参加。柏木征夫市長は開会あいさつで「認知症になっても誰もが活躍して暮らせるまちをつくるため、地域の支援が必要。報告会を、未来について考えるきっかけにしてほしい」と支援体制の構築を呼びかけた。
 第1部では、本年度取り組んだ「アクション・ミーティング」「人材・チームづくりプログラム」「博愛園と和高専、地域との協働・連携」「ともに活きるシンポジウム、本人サミット」の4つの事例を紹介。それぞれの発表を総括して第2部で永田さんが「ごぼう総活躍の未来にむけて~一人ひとりの思いと希望を、まちづくりにつなげよう」をテーマに講話した。永田さんは柏木市長のあいさつを受けて「認知症になっても希望を持って暮らせるまち、市民が総活躍するまちにしていく方針を市が示していることは非常に大きい」と明確なビジョンに謝意を示した上で、それぞれの取り組み報告から「話し合うだけではなく、まずはアクションを起こす行動力、認知症の人が何を求めているのかを粘り強く知ろうとする姿勢、身近な人たちが互いに足りない部分を補っていく連携など認知症支援に大切なことがたくさん発表された」と各事業の成果を強調。産官民学の横の連携、地域のつながりを作っていくことが重要だとし、「小さなつながりができることで認知症になっても元気に暮らしていける。認知症になってもその人に変わりはない、自分は自分と考え、カッコよく生きていくことを一人一人が大事にして総活躍のまちをつくる。幾つになっても、認知症になっても御坊のまちを気持ちよく歩けるように、みんなで力を合わせていきましょう」と総活躍で認知症に優しいまちを作っていくよう期待を込めた。

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