龍神まで70㌔を19時間で

 美浜町和田、陸上自衛隊和歌山駐屯地第304水際障害中隊(玉置久起司令)は15日から16日にかけ、災害派遣徒歩行進訓練を行った。
 駐屯地から田辺市龍神村の道の駅龍神まで約70㌔の訓練。15日午後5時に出発。御坊市内の国道42号へ入ったあと、日高川沿いを上流へ進んで高速御坊南インター付近を通過、日高川町江川から印南町の国道425号、龍神村の国道371号などを経るコースで目的地を目指した。
 道の駅龍神の到着時間は16日午前11時50分ごろ。道中は印南町の切目川ダム付近、龍神村の道の駅水の郷日高川龍游で各1時間ほどの食事、休息、仮眠の大休止と、1時間ごとの小休止があった以外は食べ物、水、着替えなどが入った数㌔の重さのリュックを背負って歩き続け、約19時間の訓練を無事に終了した。両日は寒さ厳しい天候だったが、当初の予定より2時間半ほど早く目的地に着いた。
 大災害が多発する中、山地が多い和歌山県では道路が寸断され、車両が進入できないケースも想定されることから、本年度新たなに取り入れた訓練。3回目の今回は玉置司令を含む11人の隊員が参加し、孤立地域への対応能力向上に努めた。訓練参加者の1人、広報担当の畑田和行1等陸曹は「普段、70㌔を一気に歩く訓練はあまりなく、万一の時に備えていい経験になりました。来年度以降も全隊員を対象に、定期的に訓練を行っていくことにしています」と話していた。

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