〝攻めの姿勢〟で活性化

 最近は何かと横文字が使われ、意味が分からない単語も多い。先日も由良町議会の一般質問の中で「DМO」なる言葉が登場。インターネットの某DⅤDレンタルサイトに似た感じだが、恥ずかしながら全く意味不明。担当職員に教えてもらって、何とかその日の紙面に間に合った。
 DМOとは、「Destination Management/Marketing Organization」の略で、直訳すると「旅行目的地を管理、調査する団体」。各種分野の関係者の連携を深め、観光地域づくりのかじ取り役となる組織で、必ずしも大きな収益を上げる必要はないが、行政の補助金などに頼らず、自律的な運営が求められる。観光を仕事にした会社経営に近いイメージ。国は平成27年11月に「日本版DМO」の手引きを作成しており、現在候補となる法人の登録を受付中。登録されれば、DМO設立準備のため、地方創生の新型交付金などが受けられるメリットがある。由良町には白崎海洋公園、興国寺、戸津井鍾乳洞など観光資源が豊富にあるが、連携して観光振興にうまく生かしきれていないという指摘もあり、町がDМOの設立にいち早く目を付けたのは評価すべきだろう。
 国の地方創生交付金もそうだが、地方自治体は待っているだけで補助金が受けられたり、地域活性化が進んだりするわけではなく、〝攻めの姿勢〟が求められている。だからこそ、国や世界でどんな先進的な取り組みが行われているのか、常にアンテナを高くしておくことが大切。そして、記者もスムーズに記事が書けるよう、日ごろから幅広く情報収集が必要だと、あらためて反省である。 (吉)

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