大幣振って春が来た
- 2017/3/12
- フォトニュース
御坊市塩屋町南塩屋の須佐神社で10日、日高路に春を告げる伝統の「おとう祭」が行われ、ことしも子どもたちが大幣を振って氏子の平安や豊作、大漁を願った。
県無形文化財に指定されており、毎年3月10日に行われている。氏子の5地区から15歳以下の5人の男の子が参加するが、少子化で区長が代役を務める区も。ことしは子どもが南谷区の湯川遙生君(4)、中智区の橋本皐汰君(8)、南塩屋区の安永龍平君(8)の3人で、森岡区は坊芳文区長、切山区は新田秀彦区長が務めた。
榊持ち、太刀持ちを従えて神社に参集した子どもたちは最後に本殿で奉幣の儀に臨み、小竹伸和宮司の祝詞奏上のあと2㍍近くもある大幣を振り=写真=、世話人は後ろから洗米(ハナガラ)をまいて平安などを願った。