マリナーズが4年ぶり春の全国大会へ

 公益財団法人日本少年野球連盟ボーイズリーグの第47回日本少年野球春季全国大会県支部予選中学部は4日、御坊市民球場でベスト4が激突し、和歌山日高/マリナーズが見事4年ぶり3回目の優勝。26日から東京都・大田スタジアムなどで開催される全国大会の出場を決めた。マリナーズは2試合とも投手陣の踏ん張りが光り、特に決勝は最終回、一打サヨナラの窮地をしのいで春の県ナンバー1に輝いた。
 マリナーズは準決勝で紀州を3―1で破り、決勝では和歌山田辺を3―2で下した。
 紀州戦は3回、小林の中前打などで無死一、三塁と攻め、西川史の二ゴロの間にまず1点。続く西川透の四球で一、二塁とすると、芦川が左中間へ2点二塁打を放ち、この回3点を先制した。4回以降は追加点を奪えなかったが、先発・西川史が5回1安打無失点の快投。2番手・小林は6回に1点を与えたものの、リードを守りきった。
 和歌山田辺戦は初回2死から西川史の内野安打、西川透の右前打で一、二塁とし、芦川が痛烈な中前適時打。中堅手が打球を後逸する間に一走・西川透も生還した。1点差に詰め寄られた直後の2回の攻撃では榎地の四球と2犠打で2死三塁と好機を広げ、小林の三塁強襲適時打で再び突き放した。先発・小林は制球に苦しみながらも2回2安打1失点。2番手・西川透は2回3分の1を無得点に抑え、5回1死一塁のピンチでマウンドに上がった西川史は登板直後に二塁打を浴び、二、三塁とされたが後続を三振、遊飛に仕留めた。6回から再登板の小林は最終回、四球、内野安打と悪送球などで1死二、三塁とされ、右前適時打で1点を奪われたものの、その後の1死一、三塁の窮地は三振、中飛で切り抜けた。
 昨秋からチームを指揮している吉田佳誠監督は「最後は厳しい場面だったが、選手を信じるしかないと思った。レギュラー1人を欠く中、投手が踏ん張り、一人一人が役割を果たして本当によく踏ん張ってくれた」とナインをたたえ、全国大会へ向けては「みんなに感謝の気持ちを持って全力を尽くすだけです」と力を込めた。主将の山田孝徳選手は「最後のピンチは焦りましたが、勝って終われてホッとしています」と喜びを表し、約3週間後の大舞台へは「出るからには優勝が目標。監督を胴上げできるように頑張ります」と力強く語った。
 春季全国大会には48チームが参加し、トーナメントで日本一を争う。マリナーズのメンバーは次の皆さん。
 前田忠紀(代表)、吉田佳誠(監督)、酒本絢太、原向平、宮下大佑(以上コーチ)、山田孝徳、西川透充、榎地享介、芦川真央、村松大地、小林白彪、西川史礁、山本怜央、三宅陸、稲垣璃久、吉田礼斗、原怜由、稲垣愛斗、滝本愛樹、藤永太一

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