マスク着用にもマナー
- 2017/2/7
- 日高春秋
インフルエンザに食中毒、花粉症、ほかにも黄砂やPМ2・5などがあり、ここ数年、取材先の役場やイベント会場などでマスクを着用する人を多く見かける。
先日、中学校のクラブ活動の様子を見た時に、大半の生徒がマスクをしていたのには驚いた。マスクをしていると、結構息苦しいと思うが、それ以上にやはり感染予防が重要なのである。そんな筆者も年末に肺炎にかかって以降、マスクを着用。花粉症の症状もあるので、しばらくマスクは欠かせない。
ところが、マスクをしていて思うのは、人と話をする時など、顔が隠れているので失礼ではないかということ。そこでマスク着用について調べてみた。するとビジネスマナーとしては、社外の人と会ったり、上司と打ち合わせしたりする時は外すべき。そもそも、かぜを引いてマスクをしていること自体、「自己の体調管理ができていない」ということで、ビジネス面ではマイナスイメージ。しかし、記者と言えば外へ出て人と会う機会が多いので、それだけ病気のウイルスや菌をもらう可能性が高いし、逆にもし自分が感染性の病気ならウイルスや菌をばらまくことにもなる。それでもマスクを外せというのだろうか。
いやいや、そんな〝歩くバイオテロ兵器〟になってしまうのは、当然よくない。ならばどうすればよいのか。どうしてもマスクを着けなければならない場合は、「病気がうつると悪いので」などと、相手にひと声掛けるのがマナーらしい。そうすればマスクのマイナスイメージが一転、周囲に配慮できる気遣いを持った人として好印象を与えることも可能だそうだ。マナーあるマスクの着用を! (吉)