元気を取材し伝える姿勢

 先日、印南町商工会の新春講演会を取材した。講師は「心の不況を吹き飛ばそう」をモットーに発行している月刊誌「日本一明るい経済新聞」の編集長でテレビでも活躍中の竹原信夫さん。竹原さんは数字より気持ちや経営姿勢にこだわり、とにかく明るいニュースを求めて年間500社を超える中小企業を取材するという。同業者として関心が持てる講師だった。
 講演では足で稼いだネタをもとに、利益を出して活力あふれる経営を進めている元気な企業を紹介。「ちょっとの工夫で元気」として、見送りだけでなく出迎えで客を喜ばせている社長、大きな声でのあいさつや全員で掃除をしている会社について語った。細かいところまでよく取材していると感心させられる内容。「文句より努力。よそと違うことをせな」と力を込めた。
 元気な会社、人の共通点としては「明るい」「意志が強い」「運がいいと思い込んでいる」「縁を大切にしている」「大きな夢を持っている」の「あいうえお経営」があると力説。それに記事では割愛したが、「くつがそろい、トイレがきれい」「上司らの朝が早い」「社長の夫婦仲がいい」という点を挙げていた。惜しげもなく情報を伝え、うまくまとまりのある話。「さすが編集長」と感じ入った。
 さらに、番外編として「社員を褒めて元気を育てる」「1円高い商売」「TTP(徹底的にパクる)」という秘訣を助言。「人生にもビジネスにも自動ドアはない。自分で扉を開け、元気をつかみにいこう」とエールを送った。経営者だけでなく従業員にも参考になる話。何より心の不況を吹き飛ばそうと、取材し伝える姿勢が勉強になった。     (笑)

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