アカモクの知名度アップへ
- 2017/1/19
- 日高春秋
知名度とは、その人物や事柄、物がどの程度知られているかということで、例えば新商品の販売やブランド力アップの際には欠かせない要素となる。もちろん、知名度が高いから売れる商品というわけではなく、品質も重要となってくるが、まずは知ってもらわないことには話にならない。
先日、日高新報新年号クロスワードクイズの担当者から聞いたところによると、「県内で初めて商品化された由良の海藻は?」という問題が難しいとの声が読者から多く寄せられたそうだ。答えは「アカモク」。筆者としては「アカモクがまだそんなに知名度が低いの?」と驚いた。というのは、由良町のアカモクは、戸津井や小引の沖合に自生しており、昨年5月から紀州日高漁協が本格的に販売しているが、県内初の商品化というニュース性があるため、日高新報では幾度となく取り上げさせてもらっていた。もちろんそれだけではなく、漁協関係者らが塩屋漁港での港の朝市でPRしたり、みなべ町の野菜ソムリエの吉野健一さんがアカモクを使ったオリジナルレシピを考案したりするなどで、日高地方ではある程度アカモクの名前が浸透していると思っていた。
にもかかわらずアカモクが知られていない。つまりというか当然というか、知名度を上げるには、一朝一夕ではいかないということ。だから、関係者にはアカモクだけに今後も粘り強くPRし、まず知名度を上げることに期待。近年はSNSを活用した情報発信も効果的なのでぜひ活用を。ちなみにネットで「紀州あかもく」を検索してみると、上位にヒットしたのは筆者が書いた記事。もっと個人ブログやフェイスブックでもいいから、どんどんPRを! (吉)