みなべ町の南部梅林(晩稲)が28日、岩代大梅林が来月4日にそれぞれ開園するのに伴い、両観梅協会や観光関係者らは誘客活動に積極的に取り組んでいる。大阪の岸和田サービスエリアでゆるキャラのプララも登場してチラシなどでPRし、新聞や雑誌のメディアに対してもプレスツアーを実施。日本一の梅どころの魅力を広く発信している。
みなべ観光協会、梅の里観梅協会、岩代大梅林観梅協会は14日に岸和田のサービスエリア(下り)で両梅林のチラシ、観光パンフレット、PR用梅干し(1粒入り)をセットにして1000部配布。100部は「当たり」として梅林の無料招待券も添えた。受け取ったドライバーからは「昨年も行ったよ」「ことしはぜひ行きたい」などという声も聞かれた。
プレスツアーは12・13日に実施。みなべ観光協会や県観光連盟などが主催し、名古屋から九州までの新聞や雑誌関連の11社を招待。南部梅林と岩代大梅林を案内し、魅力を伝えた。うめ振興館、紀州備長炭振興館などにも立ち寄った。関係者は「メディアで記事にしてもらえばPR効果は大きい。誘客につながる」と期待している。
南部梅林は「一目百万、香り十里」で知られ、毎年京阪神などから大勢の観梅客が訪れる。期間中は紀州梅林太鼓(2月4日)、梅酒コレクション(2月11日)、梅料理キャンペーン(同)、梅の種飛ばし大会(19日)など多彩な催しを企画。3万人の来年を見込んでいる。
岩代大梅林は高台から広がる満開の梅畑が絶景で「日本一の大パノラマ」がキャッチフレーズ。来園者の目標は1万人で、期間中にひかり保育園児によるよさこい鳴子踊り(2月4日)、ご当地アイドル「Fun×Fam」Live(2月11日)、日高地方特産市(同)、芸能まつり(12日)、ミニ音楽祭(18日)、よさこい梅花見祭(19日)など企画。