新しい挑戦の酉年に

 いよいよことしも残すところ3日。過ぎてみれば毎年あっという間の1年だったと振り返るが、ことしは特別早かった。41年の人生の中でもダントツで、息つく暇もないくらいだったが、それだけ公私ともに充実していたといえるだろう。半面、忙しさにかまけておろそかになったこともたくさんあった。突っ走っているときは見えないことも、落ち着いて振り返れば反省点がよく見えてくる。1年の終わりに立ち止まってじっくり振り返ってみるのもいい。読者の皆さんはどのような1年だったでしょうか。
 反省ばかりでなく、よかったこともいろいろあったろう。筆者のことし1年を言葉で表すと「経験」だろうか。字のごとくことしはさまざまなことを体験させてもらった。ことし前半の半年間を費やした御坊市長選の取材もいい経験となったが、初めてという点で最も印象に残ったのはニューヨーク出張である。国連本部、タイムズスクエア、セントラルパーク、五番街、9・11で倒壊したワールドトレードセンターの跡地など。どれもこれもテレビやネットで見るのとはわけが違う。自分の目で見たからこそ忘れられない景色、感じられる空気、こみ上げてくる感情がある。すべては経験がものをいう。
 さて、3日後には2017年がやってくる。個人的にはことしよりも時間に余裕ができる1年になりそうだ。来年はどんな新しい出会いや経験が待っているのか、考えるだけでいまから楽しみである。いや、待っていてはダメか。いろんなことに自分から挑戦しなければ何も生まれない。貴重な経験をさせてもらったことしを踏まえ、来年は何か一つでも新しいことに挑戦する1年にしたい。
       (片)

関連記事

フォトニュース

  1. みんなで歩くと楽しいね

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る