車の運転には細心の注意を

 各地で相次いでいる高齢ドライバーの事故。高速道路の逆走、ブレーキとアクセルを踏み間違えて建物に追突、歩道を暴走するなどの事故が多発している。先日は田辺市内でも、84歳の女性が運転する自動車が道路わきの民家に衝突して死亡するという事故が発生した。政府は来年3月に施行される改正道路交通法に認知症対策の強化などを盛り込む方針だという。
 ここでよく言われるのが田舎と都会の差。田舎では車がないと、行動範囲が極端に狭まってしまう。高齢者世帯だと買い物に行くにも不自由だ。しかし都会だと、電車、バスなどの交通網が充実していて問題なく生活ができる。田舎の交通網は利用者の減少でバスや電車の本数が衰退する一方だが、現状の高齢者の事故の多発を見過ごすわけにはいかない。車の免許を取得できる年齢は18歳以上と制限されているのだがら、上限の年齢もあってもいいのではないかとも思う。
 こうしてみると、高齢者だけが突出して事故を起こしているようにもとれるが、決してそうではない。高齢化が急速に進んでいる影響で、事故が増えてくるのはある意味当たり前。ネットで調べると、年齢別免許保有者による事故の割合で最も発生率が高いのは、原付免許が取得できる16歳から19歳だという。次いで20歳から29歳、3番目に80歳以上の高齢者となっている。このデータからすれば、高齢者が特に事故を起こしやすいとも限らないことになる。
 これから年末は何かと慌ただしい時期。車の運転にも注意が散漫になりがちだ。飲酒運転はもちろんのこと、携帯電話を操作しながらの運転などは絶対にダメ。年齢を問わず、安全運転には細心の注意を。 (雄)

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