「玉葱」

 全国の高校生、大学生などを対象にした第16回福知山市佐藤太清賞公募美術展の絵画の部で、紀央館高校美術部の岡田奈津実さん(3年)が最高となる佐藤太清賞を受賞。森彩乃さん(3年)が2年連続となる特選に選ばれた。今月23日から福知山市佐藤太清記念美術館を皮切りに、全国5会場で展示される。
 絵画の部には例年100点前後の応募があり、佐藤太清賞3点、福知山市長賞1点、板橋区長賞1点、横浜賞1点、特選6点、入選28点程度を選んだ。
 岡田さんの作品は、つるされたいくつかのタマネギをF50号(130㌢×91㌢)のキャンバスに油彩絵の具でリアルに描いた「玉葱」。皮の複雑さにひかれて選んだ題材で、黒ずんだ部分や薄くなっているところ、光が当たって白くなっている個所など微妙な色の違いを繊細に表現。制作日数は約3カ月。受賞に「とても素晴らしい賞をいただけてうれしいです」と笑顔いっぱいに話している。今回で、高校での作品作りは終わったが、卒業後は京都嵯峨芸術大学へ進み、さらに技術を磨いていく。
 森さんは自身の漁港シリーズ3作目となる「夕焼けの塩屋漁港」。F50号のキャンバスにアクリル絵の具で描いた。前作、前々作は夕日が映った水面の様子に力を入れてきたが、今回はさらに空のグラデーションに注目。これまで培ってきた技術を生かして、色が変わっていく様子を丁寧に表現した。2年連続の特選に「上の賞にいけず少し悔しいですが、受賞できてうれしいです」と話している。昨年は同題材1作目の「塩屋漁港の夕暮れ」で受賞している。

関連記事

フォトニュース

  1. ぼくらの教室はどこですか

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

Twitter

書籍レビュー

  1.  みなべ町の高城小学校(原啓司校長)で21日、「高城ロックンロールフィールド」が開かれ、1980~9…
  2.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  3.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  4.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  5.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
ページ上部へ戻る