西岩代伝統芸能保存会 全国青年大会で最優秀賞

 第65回全国青年大会(日本青年団協議会ら主催)が東京で開かれ、文化部門・郷土芸能の部に県代表として出場したみなべ町の西岩代伝統芸能保存会が「西岩代の獅子舞」で最優秀賞と、青年活動の先駆者として知られる後藤文夫氏にちなむ特別賞「後藤賞」をダブル受賞した。伝統文化を継承している取り組みなどが評価された。
 サンフランシスコ講和条約発効を記念して昭和27年から始まった大会。各都道府県の予選大会を通過した若者たちが出場し、日頃取り組んでいるスポーツや文化活動を発表する場として開催されている。
 西岩代の獅子舞は地元の若者たちを中心に取り組み、時代の流れとともに途絶えていた獅子舞の一部を復活させたほか、福祉施設などの訪問活動も行っている。ことし3月には県の無形民俗文化財に指定された。大会では、舞台で実際に獅子舞を披露。審査員から「地域の伝統を守り、真面目に取り組んでいる姿を舞台でそのまま見せてくれた」と高い評価を受けた。県内の団体が最優秀賞を受賞するのは郷土芸能の部では初めてで、スポーツと文化の両部門を合わせても2回目。最優秀賞と特別賞のダブル受賞は全国で2例目となった。
 和歌山県チームとしては郷土芸能と軟式野球の2種目に出場しており、25日に大会関係の若者ら5人が町役場を訪れて吉本正二副町長に報告。吉本副町長は「町のPRにもつながり、非常にありがたい。町も応援するので、またこういう機会があれば参加してもらいたい」とねぎらった。県チームの久保隆治団長(29)は「スポーツ部門に出場していた軟式野球は初戦で敗退となったが、文化部門の郷土芸能では2つの賞を獲得できてうれしく思う」、西岩代伝統芸能保存会の中井誠代表理事(38)は「情熱を傾けて取り組んできたことが、青年大会の場で結果として表れた。今後も若者たちが団結し、継承していきたい」と話した。

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