誕生の地から臨終の地へ

 日高町観光協会(金﨑昭仁会長)が、徳本上人ゆかりの一行院(東京都文京区)に和歌山県特産のウメの苗木を寄贈するため、11日に発送した。
 徳本上人は江戸時代の念仏行者で、同町志賀が生誕の地として知られ、誕生院(畠山澄男住職)が建立された。一方、一行院は、徳本上人の臨終の地で、現在大きな墓が建てられ、埋葬されている。今回、ウメの苗木を寄贈することになったのは、同町荊木の念仏寺と御坊市富安の万福寺が主催する「浄土宗大本山巡り」の旅行で一行院を訪れたのがきっかけ。この旅行には、金﨑会長や「徳本さんで日高おこし隊実行委員会」の湯川泰嗣会長ら役員も参加した。一行院にはすでに和歌山県特産のミカンの木が植えられているが、万福寺の塩路正住職が「それなら特産のウメの木も贈りましょう」ということになった。
 寄贈の話を聞いたJA紀州では苗木を無償提供。苗木は1本で高さ約2㍍。11日に誕生院を出発して、12日には一行院に到着する予定となっている。金﨑会長らは「徳本上人の縁で、さらに交流が深まるとともに、和歌山を関東で発信できれば」と期待している。

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