紀中森林組合が発足

 日高川町の川辺・中津・美山、印南町の印南の4つの森林組合が統合した新組織「紀中森林組合」の設立式が1日、日高川町高津尾の日高川交流センターで行われた。初代組合長の山本羡也氏(元美山村森林組合長)は、「合併のスローガン『人と山を守る』を合言葉に、組合員に信頼される事業運営に努力したい」と訴え、一層の支援を呼びかけた。
 式典には山本組合長をはじめ副組合長となった元中津森林組合長の柏木一夫氏、元川辺町森林組合長の八田啓氏、元印南町森林組合長の谷廣美氏の3氏、来賓として日裏勝己印南町長、市木久雄日高川町長、田中達也日高振興局長、美野勝男県森連会長らが出席。4組合の組合員や職員も参加して行われた。
 山本組合長は木材価格の低迷、経営コストの高騰、木材需要の低迷など、森林林業を取り巻く環境が厳しいことを説明し、「合併により持続可能な組合経営、地域のために必要な森林整備、林業担い手の確保と雇用の創出などに取り組み、経営基盤の充実した組合を目指したい」と決意を述べた。日裏町長、龍田安廣日高川町議会議長、田中振興局長、美野会長も祝辞。最後は新組合の発展を願って万歳三唱を行った。
 4組合は平成24年8月に合併検討会を発足させ、合併への協議を開始。27年11月までに合計17回開き、ことし1月には本格協議に向けた紀中森林組合合併推進協議会を発足。全4回で調整を進め、6月に予備契約を調印。その後、3回の合併設立委員会、2回の理事会を経て、今回の設立式に至った。
 合併後の正組合員数は2073人で、県内の全20組合中トップ。組合員所有森林面積は2万9369㌶で、約3万3000㌶の南紀森林組合に次いで2番目。目標売上高は約4億円となっている。

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