南部ロイヤルホテルの立山さんがミニスターに

 宗教色がなく、場所やスタイルを選ばない自由な発想の結婚式、シビルウェディング(市民結婚式)の人気が高まっているなか、紀州南部ロイヤルホテルの立山奈木歌さん(56)が県内で第1号の女性ミニスター資格を取得した。全日本ブライダル協会(桂由美会長)が認定する挙式を執り行う司式者で、男性も含め全国では600人近くが活動中。先月21日、同ホテルで行われた挙式でデビューした。
シビルウェディングは、婚姻届を受理した市町村が発行する「婚姻届受理証明書」を結婚式の中で披露し、立会人一同に婚姻成立を宣言するセレモニー。欧米では伝統的なこのスタイルを取り入れ、宗教色がなく、場所は屋内外を問わず新郎新婦の好きなところ、洋装・和装など好きなスタイルを選ぶことができる。
 この新時代の人前結婚式、シビルウェディングを厳粛に、格調高く執り行うのが司式者のミニスター。40歳以上で地域での人望の厚い人や市町村長、第二の人生を人のために尽くしたいと考えている人などから選ばれている。
 紀州南部ロイヤルホテルでは金森哲也料飲支配人もミニスター資格を持っており、今回、県内初の女性ミニスターとなった立山さんは営業部に所属。普段はリゾート・コンシェルジュとして宿泊客にみなべ町や県内各地の観光情報を提供、四季折々の見どころを案内しているほか、田辺工業高校でダンスと手話を指導するなど地域のボランティア活動も行っている。
 ミニスターの試験は年に1回。プロの俳優やアナウンサーが審査員を務める模擬挙式の実技もあり、立山さんは緊張しながらも思い通りに式を運ぶことができ、終わったあとは拍手が起きるほどうまくできたという。
 先月21日にはミニスターとして初の挙式に臨み、「思ったより緊張もなく、順調に務めることができました」と笑顔。「神様ではなく、(新郎新婦が)自分たちの心と来てくれた人の心に、愛の証しを誓うところがシビルウェディングの最大の魅力。場所やスタイルも自由に選ぶことができますので、お二人の意気込みを遠慮なくぶつけてほしいと思います」と話している。

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