公益財団法人わかやま地元力応援基金(有井安仁代表理事、和歌山市)は26日、印南町役場で「印南まちづくり基金」の助成金贈呈式を行い、事業採択を受けた5団体に目録書を手渡した。
印南まちづくり基金は「㈱PLUS SOCIAL」(深尾昌峰代表、京都市)が町内で行っているソーラー発電で得た売電利益を中心に積み立てられた助成金。自然環境、文化保全、社会福祉、産業振興、教育活動といった「まちのほっとけない」に取り組む団体を助成している。今回で3回目。選考で応募があった「妙見さんを後世に伝える会」「切目王子跡社殿保存修理委員会」「ふるさとの昔を学ぶ会」「印南町食生活改善推進協議会」「印南町商工会青年部」の全5団体への助成が決まった。
贈呈式では有井代表理事らがそれぞれの活動に期待を込め、選考会議長の古谷正信副町長が講評。評議員の津村周さんが各団体の代表者らに贈呈した。助成額は1団体につき20万円以下。妙見さんを後世に伝える会は高串地区と「妙見さん」にまつわる歴史や文化財の伝承、切目王子跡社殿保存修理委員会は切目神社を中心とした周辺の観光情報ホームページの作成、ふるさとの昔を学ぶ会は切目懐紙のプレート設置、印南町食生活改善推進協議会は減塩による町民の健康づくり、印南町商工会青年部は次世代健全育成やサンタクロース代行に活用していくという。
贈呈式のあと第1回の2014年度、第2回の2015年度に助成を受けた団体が実績を報告。交流会として情報交換を行った。