日本陸連 名田中鈴木教諭に優秀指導者章

 御坊市の名田中学校教諭で同校の陸上部を指導している鈴木忍さん(48)=みなべ町埴田=が、公益財団法人日本陸上競技連盟栄章の一つ、「中学優秀指導者章」を受章した。平成2年から四半世紀にわたり、日高地方の中学校で陸上選手の強化、育成に尽力。全日本中学校選手権大会、ジュニアオリンピックの全国大会や国体の出場者ら多くの優秀なアスリートを輩出してきた功績が高い評価を受けた。
 鈴木さんは南部中を振り出しに河南中、大成中、上南部中、日高中、名田中で中学生を指導してきた。南部中の時に砲丸投げの選手2人、河南中で棒高跳びの選手1人、上南部中で110㍍ハードルの選手1人を全日本中学校選手権大会に送り出し、ここ数年は毎年のようにジュニアオリンピックの出場者を輩出。中学校卒業後、国体の大舞台に立った選手も多数育てている。指導のモットーは「諦めない」「妥協しない」。生徒一人一人が目標の記録をマークできるよう、全力でサポートを続けてきた。
 自身も元アスリート。専門種目は短距離で、高校時代には110㍍ハードルでインターハイ出場経験もある。27年近くになる中学生の指導では「子どもたちが自己ベストを更新する様子を見るのは気持ちがいい」と話し、「(アスリート時代に)自分が自己新を出した時より、生徒が自己新を出したり目標を達成できたりした時の方がうれしく感じ、喜びも大きい」と熱心に選手育成に当たっている。
 腰の故障で競技を続けるのも困難と思われた生徒が再起し、県大会で優勝。日高地方大会で決勝進出すらかなわなくても音を上げることなく歯を食いしばって厳しい練習に打ち込む姿など、「諦めず、一生懸命に頑張る教え子」からも大きなやりがいを得ており、受章の喜びも「章をもらうためにやってきたわけではないので、これからもいままで通りの指導を続け、生徒と一緒に頑張っていきたい」と謙虚に話している。
 中学優秀指導者章は、中学生競技者の育成に特に功労があった現場の指導者に毎年、各加盟団体から1人以内として授与されている。本年度の栄章授与式は「希望郷いわて国体」陸上競技2日目の今月8日、熱戦の舞台の北上総合運動公園北上陸上競技場で行われた。

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