川出さんも白梅賞

 県福祉事業団の職員で、有田川町修理川にある事業所でグループホーム利用者の生活支援の仕事をしている川出幸代さん(55)=由良町里=が、本年度の県知事表彰「白梅賞」を受賞する。昭和58年の採用から33年、障害者の介護や就労支援、健康管理など生活全般をサポート。利用者の笑顔と喜びを力に、それぞれの希望に沿った生活環境づくりに努めている。
 昭和58年から平成18年までは地元の由良あかつき園、19年は上富田町にある障害者支援施設「牟婁あゆみ園」、20年は同じく上富田の「南紀あけぼの園」に勤務。21年から24年までは再び由良あかつき園で働き、2年間、海草圏域のグループホーム開設事業に携わったあと、昨年から現在の共同生活援助事業所(グループホーム)ありだっこホームのサービス管理責任者を務めている。
 有田圏域内には知的、身体、精神の三障害を対象としたグループホームが5カ所あり、川出さんは支援計画の作成や利用者の健康管理などを担当。「他のグループホームに引っ越したい」「運転免許を取りたい」などといった希望をできるかぎり実現できるよう調整し、退院後のケアや就労支援、経済面の相談など生活全般をサポートする。
 利用者がマンション等で共同生活するグループホームは、人間関係によるストレスも少なくないが、それぞれの施設の世話人や生活支援員と密に連携しながら問題に対応。「できるかぎり希望に沿える環境を整えるのがいまの私の仕事です」という。
 今回の白梅賞受賞に際し、「このような素晴らしい賞は自分には縁のないものと思っていました。それだけにとても驚き、感激しています。これまで私を厳しく、優しく育ててくれた諸先輩に感謝し、これからもスタッフ一同力を合わせ、利用者が納得できる暮らしを支えていきたいです」と話している。

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