御坊で民家全焼、1人焼死

 13日夕方、御坊市藤田町吉田266、会社員原太志さん(42)方から出火。市消防隊が出動し、約1時間半後に鎮圧したが、木造2階建て瓦ぶき約150平方㍍を全焼し、翌14日朝、焼け跡から1人の遺体が発見された。原さんの母照子さん(74)と連絡が取れておらず、御坊署では遺体は照子さんの可能性が高いとみて身元の確認を急いでいる。
 現場は野口新橋西詰から北約250㍍、県営住宅の近くで午後4時33分ごろ、原さんの家族から「自宅が燃えている」と119番通報があり、市消防隊や市消防団がすぐに駆けつけて懸命の消火活動を展開。火は瞬く間に燃え広がり、5時51分に鎮圧、6時33分に完全に消し止めた。現場周辺に建物はなく延焼はなかった。原さん宅は原さんと妻、母、子ども2人の5人家族で出火当時、母の照子さん以外の4人は外出中で無事。消火活動中から照子さんの安否が確認できず救急車を待機させて捜索したが、日没や焼け落ちた家屋の崩落の危険性から8時半ごろ一時中断し、翌14日朝から再開して午前10時すぎに1階の南西側で女性の遺体を発見した。
 目撃者によると、火は照子さんが生活していたとみられている1階南側の一室付近から上がり、北側、2階へと一気に拡大。勢いよく燃える炎の広がりとともに黒い煙がもうもうと上がり、現場周辺は多くの地域住民や通りがかりの人らが集まり騒然となった。照子さんについては複数の近隣住民らが「歩行が不自由だったと思う」と話していることから、逃げ遅れた可能性が高いとみられている。出火当時、道向かいに住む70代の女性は「テレビを見ていたら外から『ポン、ポン』と何かが爆発するような音が聞こえて家を出たら原さんの家から煙が出ていた。照子さんが心配です」と表情をこわばらせ、原さん家族を知る近所の40代女性も「火の回りが早く、見ていて怖かった。早く消してあげてほしい」と祈るように見つめていた。
 引き続き、御坊署と市消防が火元や原因について詳しく調べている。

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