御坊署の川端警部補に警察庁長官賞詞

 警察庁が多大な功績のあった警察官らをたたえる「全国優良警察職員表彰」に県警から唯一、御坊署生活安全刑事課の川端徹警部補(56)が選ばれ、「警察庁長官賞詞」を受賞した。捜査現場で培った豊富な知識と経験を生かし、刑事警察の要としての手腕を遺憾なく発揮。6日に太田清太郎署長に報告し、安全安心な和歌山の実現へ気を引き締め直した。
 ことし表彰を受けたのは全国で126人。県警からは64人目、御坊署からは5人目の受賞となった。「警察庁長官賞詞」は第4位の表彰で、現職では警察功労賞に次ぐ第2位。4日に東京のグランドアーク半蔵門で表彰式が行われた。
 川端警部補は昭和53年に警察官となり、これまで38年間のうち26年余り刑事警察官として勤務。「被害者の立場に立った事件の解決」を信条に捜査2課時代の贈収賄や田辺署での緊縛強盗、連続忍び込み窃盗といった数々の捜査に携わった。警部補になってからは平成24年9月、御坊市の旅館コトブキで経営者が殺害され現金が盗まれた事件が一番印象に残っており、「当時の課長とともに一番に現場に入りましたが、一目で強盗殺人だと分かり、現場の処理に気を使いました」と振り返る。現在は企画指導・統計・鑑識係長として活気ある業務運営と若手を含めた部下の育成にも尽力。「古い時代のいいものも伝えたいと思っています」と力を込める。
 署長室で報告を受けた太田署長は「これまでに培った技術や知識を後進に伝えていってほしい」と今後一層の活躍に期待。川端警部補は受賞に「身に余る光栄。これまで26年余りを捜査畑の刑事として凶悪事件や窃盗、知能犯等の事件捜査に従事してきました。捜査現場では困難に直面することも多く、無我夢中で走ってきた感がありますが、今回の受賞を励みにこれまでの経験を生かし、若い力の育成と少しでも安全で安心な和歌山を実現できるよう職務にまい進したいと思います」と話している。

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