みなべ町長選 小谷さんが無投票で3選

 みなべ町の町長・町議の同時選が27日に告示され、町長選には現職小谷芳正氏(67)=筋=以外に立候補の届け出はなく、無投票で3選を飾った。気佐藤地内の選挙事務所では祝勝会が開かれ、くす玉割りや万歳三唱などで祝った。公約には津波対策などの防災や1次産業の活性化などを挙げ、「町民が住んでよかったと思えるような町づくりを進めたい」と語った。
 立候補の受け付けが締め切られた午後5時過ぎに選挙事務所に一報が入ると、集まった支持者から「無投票で当選が決まった」という声が上がり、大きな拍手に包まれた。祝勝会では勢津子夫人(63)も一緒に出席。辻村武文後援会長は「皆さんのおかげ。防災や福祉のまちづくりに力を入れてくれることを期待してます」とあいさつした。
 坂本登、冨安民浩の両県議会議員、県町村会会長の小出隆道上富田町長、日高郡町村会長の森下誠史美浜町長が2期8年の実績をたたえながら当選を祝った。このあと、花束を贈呈。「当選おめでとう」と書いたくす玉が割られ、梅ジュースで乾杯した。最後に小谷氏がマイクを握り、「まずは防災に取り組みたい。計画を進めている防災広場や避難センターを建設し、大地震が発生しても1人の犠牲者も出さないようにしたい」と決意。第1次産業の活性化では「昨年12月に世界農業遺産に認定された梅システムを活用し、国内外に向けて梅をPRしていきたい。水産業も魚介類の6次産業化に取り組み、付加価値を付けて販売することを検討していきたい。住民の所得を向上させることで人口減の対策にもつながる」と力を込めた。初当選した平成20年の選挙を含めて3回連続で無投票となったことに対しては「選挙が一日だけとなり、選挙を通じて住民の声を聞く機会が少なくなった分、各地区を回って行政報告会を開催し、皆さんの意見をしっかりと聞いていきたい」と述べた。

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