救急医療と健康を考える
- 2016/9/13
- 日高春秋
救急の日(9日)と救急医療週間(ことしは4~10日)の行事が行われた。救急業務や救急医療に対する住民の正しい理解と認識を深めるとともに救急医療関係者の意識高揚を図るのが目的。7日に街頭啓発があり、8日には看護師の救急車同乗実習を取材した。
先日、生まれて初めて救急車を呼び、運んでもらった。早朝、突然腹部を襲った激しい痛み。いつもよくある下痢を伴う腹痛だと思ったが、トイレに行っても便は出ず、整腸剤を飲んでも一向に治まらない。そうこうしているうちに1時間がたっただろうか。もう辛抱たまらず消防に電話をかけた。救急車の適正利用を呼びかける啓発記事を書いている手前、迷いに迷った挙げ句かけたのは119ではなく一般加入電話。事情を話すとすぐに来てくれることになった。
病院で医師に言われたのは「腎臓のところに石がゴロゴロあります」。結石というやつだった。点滴をしてもらって検査のあと座薬を挿入。家に帰っても痛みは続き、おう吐や発熱でうなされた。のた打ち回り、経験したことがない激痛。結局よくなったのは半日後の夕方だった。
インターネットで調べたり、病院で働く友達に聞くと、結石の原因は水分補給が少なかったり偏食・過食、生活環境や精神的ストレス。心当たりはたくさんある。予防としては水分を多くとって適度に運動。寝る前の食事を控えて栄養バランスを整える。お酒はほどほど、塩分や糖分の取りすぎに注意。名実ともに救急医療や健康について考える1週間だった。迷惑、心配をかけた会社、家族や救急の隊員さん、看護師さん、お医者さんらに感謝する意味でも予防を心がけたい。 (笑)