おでんの保存に注意

 まだ残暑厳しいが、おでんの話。子どものころからおでんが大好きで、タコ、すじ肉、ひら天が好物。先月末、シーズンには早いが、夕食で舌鼓を打った。
 この日は妻が仕事で不在。自分は夏風邪で発熱していたため、2歳半の子どもを妻の実家に預け、1人で夕食をとった。妻が帰宅後、「あしたもおでんでいい?」と聞くので、「ええよ、冷凍庫のタコ入れてな」。次の日の夕食もおでんに決まった。
 体調が回復し、食欲も戻った2日目の夕食。好きなものを次々とお腹に入れ、大満足していた。順調に箸を進めていると、妻から「これ、少し酸っぱくない?」。そう言われれば、そんな感じがしないでもないが、鼻が詰まっていて味覚に自信を持てない。「やっぱり、かなり酸っぱい」と妻が繰り返すので、仕方なく箸を置いた。
 「生物はないし、あれだけ煮込んでいるのだから腐ることなんてない」。インターネットで調べてみると、そんな不見識が恥ずかしくなった。少し涼しくなったので鍋で常温保存したのがまずかった。そうすると、熱に強い菌が増殖し、再加熱しても菌が死なずに有害な毒素を発生させるという。翌日、お腹の具合が少しよくなかったのは夏風邪か食中毒かは分からないが、とにかく気をつけなければならないと思った。
 カレー、シチュー、みそ汁なども翌日に食べる場合はきちんと冷蔵庫で保管しなければならない。周囲の人に尋ねてみると、カレーの場合は知っている人が多いが、やはりおでんは「腐ることなんてあるの?」との声がほとんどだった。食中毒の危険は一年中ある。「夫に味見させてから食べる」と冗談をいう人もいたが、その前に食べ物の徹底管理を忘れてはいけない。(賀)

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