和大生が美浜町でインターンシップ

 美浜町で、和歌山大の学生4人が地方創生への貢献を目的にインターンシップ(就業体験)に取り組んでいる。町と商工会が受け入れ、期間は今月24日から9月30日まで。受け入れ側は町内視察、各種イベント参加、さまざまな体験の機会を提供し、学生たちは町の特産品PRや販路拡大方法、魅力アップなど地方創生にかかわるアイデア、提案をまとめる。来町4日目の27日には学生たちから「松林の素晴らしい景観をもっと生かせるのでは」「松トマトの販路拡大を考えたい」との声が出ていた。
 インターンシップ参加者は経済学部の小川侑哉さん(20)=和泉市=、小川佳清さん(20)=田辺市出身、和歌山市在住=、観光学部の竹内咲子さん(20)=高松市出身、和歌山市在住=、湯川真代さん(21)=岩出市=。全員3回生。9月30日までの期間で12日間、「6次産業化で地域ブランドを確立し、美浜町の魅力づくりに貢献」をテーマに実習に取り組み、町の特産品のPRや販路拡大などの新たな企画を考え、地域振興に一役買う。学生たちにとってはさまざまな経験を積めるほか、体験時間に応じて単位が取得できるというメリットもある。26日までに森下誠史町長へのあいさつ、6次産業化推進事業の学習、町内の観光地視察や事業所訪問などを済ませ、美浜町への理解を深め、地域住民と交流も行った。
 27日は午前中に吉原公園の松林内で役場職員と一緒に松葉かきの作業を体験。竹内さんは「人と人との心の距離が近く、親近感のわくまちで、どこから見ても松林の景色が素晴らしい。その2点を何かに生かせれば」と話し、小川侑哉さんは「御崎神社(和田)の海の近くにある鳥居は、あまり見られない風景だと思う。観光に使えそう」「(松葉堆肥を使って育てた)松トマトのゼリーはトマトの青臭さがなく、大変おいしかった。(6次産業化推進にかかわるので)販路拡大、販促方法などを新たな視点で考えていきたい」などと意欲を見せていた。
 今後は、特産品等の販売イベント、夕暮れ市に参加したり、松林内の遊歩道を散策したりし、アイデア、提案をまとめていく。9月30日の最終日には午後3時半から役場で学生たちの成果発表会が開かれる。美浜町の地方創生を担当する西山巨章地方創生統括官は「まちを活性化させるといわれる、よそ者、若者の視点から、学生ならではの斬新な、面白い提案をしてもらいたい」と期待を寄せている。

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