日高川町の小中高校生らを中心としたダンスグループ「あすなろ倶楽部・絆の星」は20日、高津尾の日高川交流センターで大阪狭山市の表現倶楽部「うどぃ」との交流舞台「絆の星~鼓動響く清流の地より~」を行い、2回の公演ともほぼ満員の大盛況だった。
ストーリーは日高川町を去ろうと思っている「のぞみ」と都会から引っ越してきた「かな」。それぞれ悩みを抱えた2人が、幻想の世界に導かれ、丹生都姫命伝説や安珍清姫伝説など日高川に関するさまざまな物語に遭遇し、心境の変化が表れていく。
落ち込む丹生都姫命を笑わそうとする楽しい場面や、大蛇になった清姫の思いを情熱的に描いたシーン、中津中生によるあやめ踊りなど、さまざまなダンスと演出、芝居で展開していく物語に観客は夢中で見入った。ラストは太鼓、ダンス、歌が一体となり、楽しい歌や太鼓の響きに観客も一緒になって大盛り上がり。感動のまま幕を閉じ、観客たちは余韻にひたりながら大きな拍手を送っていた。