県消防ポンプ操法大会 塩屋分団が優勝

 消防団員の消火技術向上を目指して2年に1度開催されている県消防ポンプ操法の第26回大会が31日、和歌山市せせらぎ公園で開かれ、小型ポンプ操法の部で御坊市から出場の消防団塩屋分団が見事優勝。市消防団初の全国大会出場を決めた。ホース延長から放水までのタイムや正確さを競う競技で、2カ月余りに及ぶ練習の成果を発揮。ポンプ車操法の部に出場の御坊分団も準優勝と健闘した。
 4人の小型ポンプ操法に14チーム、5人のポンプ車操法に12チームが出場。今回は小型ポンプ操法が全国大会対象種目で、御坊市消防団は昭和61年の第11回大会小型ポンプ操法で御坊分団、平成24年の第24回大会ポンプ車操法で名田分団が優勝したが、いずれも全国大会対象種目ではなかったため、全国出場は今回の塩屋分団が初めてとなる。
 御坊市消防団は5月下旬から練習をスタートさせ、交代要員としての補欠を含め、塩屋分団は8人、御坊分団は9人のメンバーを選出。御坊市消防職員から指導を受け、平日夜間(週5回)のトレーニングを中心に技術を磨いてきた。
 塩屋分団は本番で14チーム中8番目に登場し、「自分たちもやってやろう」と気合十分で競技開始。ホースを延長して放水の構えまでのスピードや正確性を競う競技で、審査員がチェックして採点する総合得点方式(得点は非公開)で争われた。塩屋はタイムで1位(同行メンバーの手時計)。高い技術力も評価を受け、総合点でトップとなった。
 成績は上位から発表され、それぞれ「御坊市」のコールに喜び爆発。翌日の1日、市役所に柏木征夫市長を訪ね、優勝、準優勝を報告した。柏木市長は「おつかれさん、よかったよかった。市にとって本当にありがたいこと。また、この成果を災害時に生かしてほしい」とたたえ、藪脇廣司団長も「全員の頑張りの成果。塩屋分団には全国でも優勝を目指して練習を頑張ってほしい」。塩屋分団の永井丈晴さん(36)は「大声援をいただき、練習通り平常心で、ミスなくできた。他の団員や職員の皆さんのおかげ」と笑顔を見せ、全国大会へ「実際の放水もあるので、また練習に励み、一つでも上の順位を目指したい」と話していた。
 全国大会は10月14日に長野県で開催。県大会には御坊市のほか、日高川町消防団が小型ポンプ操法、由良町消防団がポンプ車操法に出場したが、惜しくも入賞はならなかった。御坊市消防団のメンバーは次の皆さん。
 塩屋=永井丈晴(指揮者)、西岡晋平(1番員)、浦野祐太(2番員)、寺尾友也(3番員)、今村俊彦、桐本敏弘、木村文敏、鈴木淳也▽御坊=籠田修(指揮者)、赤松慶彦(1番員)、中野裕夫(2番員)、出口裕明(3番員)、上山和男(4番員)、畑崎孝好、喜多寛和、熊谷和旭、片山優一

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