安倍晋三首相の内閣改造と自民党の役員人事で、けがで入院している谷垣禎一幹事長の後任に二階俊博総務会長(77)が内定した。
幹事長を巡っては、谷垣氏続投の方針だったが、サイクリング中に転倒してけがで入院し、復帰の見通しが立たず本人から辞意が伝えられていた。二階氏は党内の意見の取りまとめ役を担っており、安倍首相が打診し、二階氏が受け入れたとみられている。
幹事長は自民党執行部四役の一つで、総裁に次ぐナンバー2。国会対策や党組織、ポストの人事、当公認候補の選定など党運営に関するあらゆる業務を行う。二階氏は衆議院当選11回のベテラン。経済産業相や運輸相を務め、安倍政権では同じく自民党四役の総務会長を務め、昨年の総裁選ではいち早く安倍首相支持を表明するなど支えてきた。正式には3日の内閣改造・役員人事で決定する。