学生時代の夏休みを有意義に

 社会に出て働き始めて20年以上になる。学生時代との大きな違いは何かといえば、責任の重さ、周りの人間関係などいろいろとある。自由な時間が少なくなったこともその中の1つだ。基本的に平日は出勤。職業柄、日曜日や祝日も仕事することがある。たまに一日中オフという日もあるが、家族に「どこかに連れって」と言われ、自分で好きなように過ごせることは少ない。
 ところが、学生には基本的に長期休暇がある。「いまの子どもたちは塾やクラブ活動で昔よりずっと忙しい」と言われるかもしれないが、長期にわたって学校が休みになることは間違いない。その中でもちょうどいまが最も長い、夏休みの真っ只中。先月20日に1学期の終業式が行われ、翌21日から休みがスタート。8月末まで約40日間にもわたる。
 しかし、休みが与えられても有意義に過ごすのは結構難しい。下手をすれば一日中家にこもりっぱなしで結局何もしないということさえある。夏休みも同じこと。「まだ1週間が過ぎただけで、2学期が始まるまで1カ月近くも残っている」と思っていてもすぐに終わってしまうもの。気がつけば宿題だけが残ってしまうというのもよく聞く話。最後の数日間で必死になって宿題に取り組むことのないように学習面でも計画的に過ごしてもらいたい。
 長期休暇は何かに挑戦するいい機会でもある。そこで、子どもたちには学生時代の夏休みしかできないことにチャレンジしてもらいたい。クラブ、ボランティア、イベントの参加など。自由学習に積極的に取り組むのもよいだろう。社会に出て働き始める前、学生時代の夏の思い出をしっかりと胸に刻んでおこう。(雄)

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