夏の高校野球和歌山大会 日高地方勢は姿消す

 第98回全国高校野球選手権和歌山大会は12日目の25日に準々決勝2試合があり、第2試合の南部は橋本に悔しい逆転負けを喫し、3年ぶりのベスト4進出はならなかった。南部は1点リードで迎えた7回、ミスが重なって試合をひっくり返されると、期待の打線も終盤の3イニングを無安打に封じられ、シード校を破るなどした健闘の夏が幕を閉じた。地元勢はこれですべて姿を消し、34年ぶり甲子園出場の夢はついえた。
南部
100011000|3
01000120×|4
橋本
 南部は初回1死から左前打の黒川がボークで二進し、平尾の中前打で先制の生還を果たした。5回は1死から平尾が左前打。水本のバントで得点圏に走者を送ったあと、森下の痛烈な左前打の処理がもたつく間に二走・平尾が一気に本塁を陥れ、再び勝ち越しに成功した。6回には浅井の左翼線二塁打などで2死二塁と攻め、黒川が中前へ適時打。これでリードを2点に広げたが、2試合連続二けた安打の打線が火を噴いたのはここまでだった。
 7回は無死からの四球を生かせず、その裏に逆転を許すと、8回は簡単に3者凡退。最終回は2死から代打・坂口が選球眼よく四球を選ぶも森下が二ゴロに終わり、万事休した。
 南部先発・平尾は2回にスクイズで1点を与え、6回にはまたもやスクイズで失点した。7回は先頭打者に失策で出塁されると、続く打者の当たりは右飛に打ち取ったかに見えたが右翼線へポトリと落ちる二塁打となり、無死二、三塁のピンチ。中犠飛で同点とされると、次打者の時に暴投、さらに三塁への悪送球が重なり、決勝の1点を奪われた。序盤は3試合連続先発の疲れも感じさせない粘り強い投球で再三のピンチを最少失点に抑えたエースだが、後半に入って力尽きた。
 南部打線は初戦12安打、2戦目13安打と勢いに乗っていたが、この日は橋本・大藪健の緩急巧みな投球に飛球が目立ち、6安打と振るわなかった。

関連記事

フォトニュース

  1. 来年秋は紀の国わかやま文化祭

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る