印南町の印南中学校(木村栄一校長)で13日に防災学習が行われ、3年生31人が避難所について勉強した。
避難して「元気に助かる」ための勉強。防災教育や災害時要援護者、被災地復興の支援活動を行っているNPO法人さくらネットから講師を迎え、「避難所生活事始め~みんなで生きぬく力を高めよう~」をテーマに学習。阪神淡路や東日本大震災の被害、教訓について講話を聴いたあと、避難先の写真を見てグループワークを行い、避難所生活をイメージした。
避難所での生活はストレスが大きく、肉体的・精神的疲労が原因とみられる関連死が発生。生徒たちは安心できる避難所づくりについてグループで話し合い、「名簿の作成」「通路の確保」「男女の更衣室設置」がポイントになると教わった。
この日の学習を生かして夏休み中、印南避難センターで炊き出し、組織づくりといった避難所運営の体験、実践を計画している。