御坊の旧小竹邸に売店オープンへ

 御坊市御坊、寺内町の旧中川邸を改修して「そば処」やギャラリーを運営している社会福祉法人県福祉事業団は、隣接する旧小竹邸の一部で売店をオープンさせる。同事業団の各作業所で生産した陶器等を販売して就労者の工賃アップにつなげるほか、地元の特産品も扱う計画で、地域活性化にも一役買う。現在は改修工事中で、早ければ秋ごろにも完成し、寺内町観光の新たな名所としても注目されそうだ。
 28日に開かれた御坊商工会議所の地域活性化・観光推進委員会で、委員となっている同事業団日高圏域通所事業所の田中達也所長が計画を説明した。
 場所は中川邸駐車場の南隣。小竹邸は、明治42年に水力電気事業を興し、晩年は白浜温泉の開発なども手掛けた小竹岩楠氏(明治7年~昭和8年)の邸宅。現地には岩楠氏の胸像も建立されている。
 小竹邸を購入した同事業団は本年度に入ってから旧屋敷の3分の2ほどを解体。道路に面した玄関を含む残りの屋敷は現在改修中で、寺内町の景観に配慮して外観はそのまま残して売店(福祉生産品販売店舗)にする計画。そば処なかがわ(就労移行支援事業所)で働く利用者が生産品を対面販売することによって一般就労移行への訓練の場とするほか、あかつき園などで生産している花器や陶器、クッキーなどを販売して売り上げを伸ばすことで、工賃のアップを目指す。しょう油や梅干しなど地元の特産品も販売することで地域活性化にもつなげたい考え。営業日は「なかがわ」と同じ水曜を定休日にする。取り壊した邸宅部分は駐車場に整備する。
 寺内町観光の中心である日高別院のすぐ近くで、そば処も好評となっており、売店がオープンすれば観光客などに一層人気を呼びそうだ。同じ通りには昨年オープンした土産物店「天神堂」もあり、相乗効果も期待されている。田中所長は「少しでも地域貢献につながればうれしい」と話した。

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