注目される若者たちの投票

 英国でEU(欧州連合)残留の是非を問う国民投票が23日に始まった。残留派はEUに留まることの経済的なメリットを主張。離脱派はEUに加盟することにより流入する難民の受け入れ問題などを訴えている。歴史的な審判は日本時間の23日午後3時から始まり、翌24日午後には大勢が判明する見通しだ。
 これまでの世論調査をみると、一時は離脱派が優位に立っていた。しかし、残留派として活動していた女性議員が去る16日に離脱派とみられる男に殺害されたことで残留派に同情が加わったとみられ、事件後の世論調査では残留が上回ったという結果も出ているという。調査会社によっては逆に離脱派が多数を占めるという結果もあり、いずれにしても双方が拮抗しているのは間違いないだろう。投票結果を左右するポイントの1つとして挙げられているのが、政治への関心が少ない若者層。「無関心世代」が投票するかどうかで結果が変わる可能性も指摘されている。
 日本にとっても対岸の火事で済ますことはできない。仮にイギリスがEUから離脱すると、経済的に大きな影響があるといわれる。日経平均株価は離脱派に有利なデータが発表されると暴落し、残留派が上回ったと報道されると大きく上昇。乱高下する値動きとなっている。
 日本では22日に参議院選挙が告示された。和歌山選挙区では3氏が立候補。各候補者とも有権者へ公約のアピールに躍起だ。特に今回は選挙権年齢がこれまでの「20歳以上」から「18歳以上」に改定されて行われる初めての選挙。日本でもイギリスでも若者たちに注目が集まっている。投票を放棄することなく、自分の考えを1票に反映させよう。   (雄)

関連記事

フォトニュース

  1. モチーフはヤタガラス

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

Twitter

書籍レビュー

  1.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  2.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  3.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  4.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
  5.  今回紹介するのは2005年に発行された推理小説家石持浅海の「君の望む死に方」。前作の「扉は閉ざされ…
ページ上部へ戻る