みなべで全国おかみさんサミット

 地域振興に取り組んでいる女性たちが集う「第42回全国商店街おかみさん交流サミットin和歌山」が9日、みなべ町山内の紀州南部ロイヤルホテルで開かれた。全国各地から約360人の女性が参加。歌手で法務省特別矯正監を務める杉良太郎さんの基調講演、島精機製作所(和歌山市)の島正博社長のトークセッションなどで女性パワーによる地域振興へ認識を高めた。
 主催は同実行委員会(岩本恵子会長)で、NPO法人全国商店街おかみさん会(清水志摩子理事長)共催、本紙など後援。自民党の二階俊博総務会長や林幹雄経済産業大臣らも出席した。開会で清水理事長は「明日へのエネルギーをためて有意義な会議にしていきましょう」、岩本会長も「和歌山のパワーを発信していきますので、楽しんで下さい」とあいさつした。仁坂吉伸知事は「心と頭の栄養を蓄えて下さい」と述べた。
 杉さんの基調講演のテーマは「想いのままに」。15歳から刑務所を訪問して受刑者に歌をプレゼントするボランティアを続けていることや、芸能界に入るまでの苦しい生活などを語った。海外の孤児を救う運動や学校建設の取り組みも紹介。参加女性には「旦那さんを大切にし、たまには『ご苦労さん、体に気をつけてね』というような優しい言葉もかけてあげて下さい。そうすることで女性としての価値が上がります」とアドバイスもした。
 島社長のトークセッションは、清水理事長と対談する形で行った。清水理事長が「社員は明るくて温かい。工場も清潔で、敷地内にはプールやテニスコートも完備している」と島精機について紹介すると、島社長は「やらされていると思うと嫌になる。自分で考えて物をつくることが大切。いまはコンピューターが普及したが、人間はコンピューターができない、人や地域を愛する気持ちや創造性を高めるのが役目。『なぜか』ということを考えることが次の扉を開く」と語った。島精機の機械で作った衣装でファッションショーも行われ、地元の女性10人がモデルとして登場。ステージでポーズを決め、拍手を送られた。
 交流パーティーでは林幹雄経済産業大臣が「みなべは梅の産地。ことしは縁起がいい申年の梅。『申』ににんべんを付けると『伸』になる。大いに飛躍してもらいたい」とあいさつ。二階氏も津波防災の取り組みなどを紹介し、御坊市の柏木征夫市長、みなべ町の小谷芳正町長らも地元の産品をPR。このあと食事を交えながら合気道の演武などアトラクションを楽しんだ。ことしのおかみさん大賞には、埼玉県の川越おかみさん会が選ばれた。

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