安倍首相も和歌山の梅干しに舌鼓

 「梅の日」の6日、紀州梅の会(会長・真砂充敏田辺市長)は東京の首相官邸を訪れ、安倍晋三首相に梅製品を贈った。首相はハチミツ漬けの梅干しを食べ、「ご飯が進むね」と笑顔を見せた。このほか、梅の日の関連イベントでは京都の下鴨・上賀茂の両神社の青梅を奉納、東京の大田市場では梅フェアも展開してPRした。
 首相官邸を訪ねたのは、真砂会長、副会長の本田勉JA紀南組合長、平安衣装をまとった梅娘の志波美紀さんと熊本莉香さんの4人。世耕弘成内閣官房副長官も同席した。
 テーブルには梅干し、南高梅の青梅のほか、運動選手向けに種を抜いて商品化した「ウメパワプラス」、スポーツ飲料「ウメパワプラスドリンク」、梅酒などの製品が並んだ。梅干しは脂肪の燃焼効果を増加させるためレンジで加熱して塩分4%にしたハチミツ漬けを差し出し、首相は2粒ほど口にして「おいしい」と笑顔を見せ、「よく梅干しをお茶に入れて食べています。外国に行くとよく食べますね」と話した。
 ウメパワプラスなどの製品も手に取り、「これはどういう商品ですか」などと興味深げに質問し、和やかな雰囲気。梅娘の2人は「おいしそうに梅干しを召し上がってくれてよかったです」と話していた。報道や警備の関係者らにも個包装の梅干しを提供し、警備関係の女性は「これからの季節、塩分補給にぴったり」と喜んでいた。
 梅の日の関連イベントではこのほか、京都の下鴨・上賀茂の両神社に青梅を10㌔ずつ奉納。最初に訪れた下鴨神社では同会や京都和歌山県人会のメンバーら約50人が参加し、平安衣装や梅をPRする法被を身にまとって平安時代に梅を奉納した「梅道中」を再現し、参拝客らの注目を集めた。神前に青梅を奉納し、豊作と産地繁栄を祈願。同会梅干部会の濱田洋部会長は「平成18年から賀茂神社に梅の奉納をさせていただき、この時期の風物詩として受け入れられてきていることに感謝したい。また、みなべ・田辺地域の梅システムが世界農業遺産に認定されたことを契機に、紀州のUMEを世界に広げたい」と話した。
 大田市場では「今日は梅の日 和歌山の梅フェア」を開催。梅干し、梅ジュースなどが並んだ。本場の梅の味を試そうと仲卸やスーパーなど多くの市場関係者が詰めかけ、試食していた。梅娘の2人は個包装の梅干しを配り、JA紀南のマスコットキャラクター「うめっぴ」も会場を盛り上げた。真砂市長は「昨日(5日)から関東が梅雨入りということで、産地も今が梅シーズン真っ盛り。昨年12月には『みなべ・田辺の梅システム』として世界農業遺産に登録された。梅は人間の健康だけでなく地球環境にもいいことが世界に認められた。さらに、ことしは縁起がいい申年の梅。ぜひ皆さんで味わい、広めて下さい」とあいさつした。

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