県が野生のイノシシやシカの肉の衛生管理ガイドライン順守等を目的に実施しているジビエ処理施設衛生管理認証制度で25日、日高川町船津のジビエ工房紀州に認証書が交付された。
県内のジビエ処理施設におけるHACCPの考え方に基づく衛生管理を進める取り組みで、昨年度までに野生鳥獣専門処理業者など5業者が認証を取得。ジビエ工房紀州は7業者、8施設目の認証となり、今後は店頭に県の認証マークを掲示し、商品のジビエ肉に格付表示マークも貼付することができる。
日高振興局の田中達也局長から施設の解体処理スタッフ代表の清水俊夫さん(48)に知事の認証書を伝達。ジビエ格付員資格も持つ清水さんは、「私たちはいいものを仕入れ、安全で本当にいいものだけを提供したいと考え、日々、衛生管理には細心の注意を払っています。日高地方では初めての認証となりますので、これからも日高川からおいしいジビエを広め、お客さんに喜んでもらえるように頑張りたい」などと話していた。