今秋、岩手県で開催される「希望郷いわて国体」のゴルフ競技女子和歌山県代表選手選考会が、紀美野町のサンリゾートカントリークラブであり、印南中学校3年の高木美咲さん(14)=印南町印南=が1位タイの成績をマーク。上位3人の代表枠に入り、中学生として唯一、本戦出場を決めた。
参加資格が与えられる中学3年になり、選考会に初挑戦。2日間の日程で、初日78、2日目77のトータル155で回り、1位タイで高木さんと高校生の2人が並んだ。2日目のインコースのスコアがいい方が上位となる規定により、高木さんは2打差で2位。惜しくも優勝は逃したが、優勝の高校生、3位の大学生とともに県代表入りを決めた。
小学2年からゴルフを始め、4年生のころから本格化。これまで県内の大会でジュニアや中高生の部を制す活躍を見せている。身長164㌢の恵まれた体格を生かし、240~250ヤードを出す飛距離が持ち味。毎日、いなみカントリークラブフジ(印南)や紀南カントリークラブ(南谷)のコースで練習に励んでいる。
ベストスコアは69。「アプローチの精度を高めたい」と一層の飛躍を誓い、今月26日からの関西女子アマチュア選手権や国体までに開かれる関西ジュニア選手権での全国大会出場にも闘志を燃やしている。
岩手国体ゴルフ女子の部は10月6、7日に競技があり、一日18ホールの2日間、合計36ホールのストロークで熱戦。個人戦とチーム3人の合計スコアで競う都道府県対抗の団体戦が行われる。ゴルフが好きで、勝利が一番の快感。「できるだけ上位を目指し、チームに貢献したい」と話している。