「一球同心」の熱戦期待

 日高新報社には2つの社是があり、その1つが「一筆同心」。新聞社の仕事といえば編集、営業、製作、総務、販売など多岐にわたるが、業務が違っても心を一つにして、よい紙面製作、新聞発行に努めようという意味だ。17日に御坊市立体育館をメーン会場に開催される第16回日高新報杯小学生バレーボール大会では、この一筆同心にちなんで「一球同心」をテーマに掲げ、熱戦をサポートしている。
 バレーボールはコート内でプレーするのは6人だが、アタッカー、レシーバー、セッターとそれぞれに役割がある。ベンチも控え選手としてスタンバイするだけでなく、声を出してムードを盛り上げたりプレーヤーの給水などをサポートしたりしなければならない。さらに指導者、保護者も一体でなければ強いチームは生まれないものだ。これまでの取材経験でも全国大会に出場するようなチームは「一球同心」の雰囲気を感じることが多く、それでチーム紹介の特集号などでは記事、見出しに必ずその言葉を入れることにしている。
 高校球界トップに立つ大阪桐蔭。硬式野球部のHPを見ると、部訓はくしくも「一球同心」と紹介されている。藤浪晋太郎投手(阪神タイガース)、中田翔(日本ハムファイターズ)らプロで大活躍する選手を多く輩出。超高校級の選手が毎年のようにいる強豪だが、「野球は決して一人の力だけで勝つことのできるスポーツではありません」とし、「心を一つに」を大事にしている。個々の力のみならず、チームワークに重きを置くあたりに、あの強さの秘訣がある。
 日高新報杯バレーでは優勝を目指して力の限り頑張ってほしい。その中で、「一球同心」について考える機会にもなればと思う。(賀)

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