5月15日告示、22日投開票の御坊市長選へ向け、新人の二階俊樹氏(50)=市内島=の後援会事務所開きが3日、市内島の現地で行われ、市内外から約1000人が来場。林幹雄経済産業大臣ら大物政治家も応援に駆けつけ、42日後の本番へ向けて結束を呼びかけた。二階氏は「御坊や周辺市町の発展に力を尽くす」とあらためて決意を表明し、ガンバローコールで気勢を上げた。
高垣太郎後援会長は多くの来場に感謝し、「我々の二階俊博先生が支援の上、同時に俊樹さんの人柄と20年以上の秘書生活の努力のたまものでこうして多くの支持をいただいている。皆さんの力を貸していただき、御坊を変えましょう」と支持拡大へ協力を求めた。来賓の林大臣は「二階先生に頼まれてきたわけではない。10年来の友人として駆けつけた。一度やらせてやってください。必ずやらせてよかったといえます」と支援を呼びかけ、公明党の浮島とも子代議士は「アクティブな俊樹さんでアクティブな御坊市をつくりましょう。公明党は全力で支えます」、木村弥生代議士らも俊樹氏の魅力を語った。
選挙対策本部長の中村裕一県議は「大変厳しい選挙だが、御坊を変えようという市民皆さんの強いお心をいただいて着実に前進していることを報告したい。柏木市長は子育て支援、医療費無料化、学校に冷暖房などの公約を掲げているが、周辺市町ですでにやっていること。24年の間でなぜやってきてくれなかったのか。地方創生の時代、いままでのやり方ではうまくいかない。新しい人に替わって、新しい政策でなければ地方は創生しない。俊樹さんを先頭にして御坊を変えていこうではありませんか」、選対副本部長についている7市議のうち筆頭の山本清司さんが代表して「行政は市民のためにあるのであって、私欲のためにあるんじゃない。どうか皆さんよろしくお願いします」と述べ、ともに変革を求めた。
檀上に上がった俊樹氏は「御坊市の一大事であります。御坊市をなんとかしようと、こうやってたくさんの方々がお越し下さった」と感謝し「御坊市をよくする、御坊市だけよくなるのではなく、周辺のまちもよくなる。そして県全体がよくなる。こんなまちをつくるんだと、ここに宣言したい」と声を大にした。公約に掲げた人、雇用、優しさ、防災の4本柱について一つ一つ説明し、「市の職員さんやお集まりの皆さんと一緒に一生懸命努力して、国や県にもお願いに回って政策を実現していきたい」と抱負。「市民一人一人がプレーヤーであり主役になったつもりで、皆さんの地域、県、そして日本の発展のために力を尽くそうではありませんか。行政は血も涙も通わなければならない。わたしはそんな御坊市にしたい。これが私の信念でありますので、どうか今後も支援よろしくお願いします」と力を込めた。最後は同級生の山﨑幸二氏が音頭を取ってガンバローコールで結束を固めた。