NYで感じた命の大切さ

 先日、自民党総務会長の二階俊博代議士の同行取材でニューヨークへいく機会があった。時差13時間、成田空港からJFK空港まで行き12時間、帰り14時間の飛行時間、現地では国連での会合やレセプション、政府高官らとの会談などかなりハードなスケジュールだったが、二階氏からは疲れた様子は全く感じられずあらためてタフさに驚かされた。世界津波の日の今後の展開も明確にプレゼンし、各国から賛同を得るなど大きな成果を持ち帰るところはさすが。本人もいわれていたが、津波犠牲者ゼロを目指したプログラムはこれからがスタート。世界高校生津波サミットなど、これからも命のバトンを次代につなぐ取り組みを紹介していきたいと思う。
 海外旅行経験の少ない筆者はアメリカ本土に足を踏み入れたのも初めて。テレビや映画で見た光景が目の前に広がり、街をただ歩いているだけで楽しい。国連での取材、空き時間には散歩、すべてが初めて体験する非日常で、心が癒やされた。ニューヨークは大都会でありながら暮らしやすそうな雰囲気が漂い、どんな人でも受け入れる懐の大きさのようなものを感じた。また行きたいと素直に思わせる街であった。
 少ない時間だったが、9・11のグラウンドゼロも見学することができた。ハイジャックされた飛行機が突っ込んだ2つのビルが建っていた場所はいま、巨大なプールの慰霊碑となっていた。静かに流れる水に鎮魂の願いが込められているという。テレビで何度も見た飛行機が突っ込む映像がよみがえり、プールの周りに刻まれた犠牲者の名前に胸が締め付けられた。我々は自然災害、テロなど脅威と隣り合わせにある。命を守る術を考える時間でもあった。  (片)

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