移住より子育て支援

 「保育所落ちた日本死ね・・・」――こんなタイトルの匿名ブログが話題を集めているようで、ニュースで取り上げられていた。保育所の入所選考に落ちてしまった子どもの親が、政府に対して「ふざけんな」「いい加減にしろ」と恨み節を連ね、保育所の増設を訴える内容。同じ不満を抱える人が多くいるためか、その主張は大きな反響を呼んだ。
 投稿されたブログでは具体的な地名、保育所の種類、投稿者の性別は分からないが、とにかく子どもが保育所の入所選考に落ちたそうで「何だよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか」「子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに」とストレートに不満をぶちまけている。
 そして親の希望通り保育所に子どもを預けられないのなら、「子供産むやつなんかいねーよ」とし、財源をつくって「保育所増やせ」。さらに「不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育所ふやせよ」と最近の閣僚や与党議員の不祥事にも触れる。待機児童ゼロの田舎ではピンとこないが、このブログはネット上で共感を集めた。
 先日、2015年国勢調査の人口速報値が出された。外国人を含む日本の総人口は1億2711万47人。1920年の調査開始以来初めて減少し、首都圏への一極集中が進んでいるという。かたや田舎では「地方創生」という人口減少対策が推進されようとしており、ばらまかれた国の金を拾って複合的な活性化に取り組むのは当然の仕事だろうが、移住に偏重がみられなくもない。人の奪い合いより、まず1人…2人目、3人目の子どもが生める経済的な環境整備にもっと目を向けるべきだ、とは言い過ぎだろうか。(笑)

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