高校生の感性で梅料理開発

 梅干しを使った料理で真っ先に思い浮かぶのは、梅おにぎりと梅茶漬け。いずれも昔からあり、おにぎりと茶漬けの定番。コンビニや居酒屋などの人気メニューで、広く愛されている。作り方もいたって簡単で、おにぎりのご飯の中に入れるだけ。茶漬けでも上に乗せるだけと手間がかからない。好き嫌いはあるかもしれないが、ご飯やお茶とはぴったりの相性だ。梅料理の傑作ではなかろうか。
 日本一の梅産地のみなべ町で先日、高校生の梅料理コンテスト「UME―1グルメ甲子園」が開かれた。近畿圏内から16校の応募があり、書類選考で絞られた10校が本戦出場。若者でなければ考案することができないようなライスバンズ(ライスバーガー)、梅ジュースを使った煮物、梅肉まんなどアイデアを凝らした品が並んだ。優勝したのは京都の福知山淑徳高校の創造学科料理系列の生徒が考えた担々麺「ウメェ~担丹麺」。担々麺に使われる胡麻が梅干しと合うということをヒントに、スープに梅肉と梅酢を加えた。審査員からは「担々麺の辛さに梅の酸っぱさが非常に合う」と高評価。今後、この担々麺は紀州南部ロイヤルホテルのメニューに加わるので、興味のある人はぜひ味わってもらいたい。
 UME―1グルメ甲子園は今回が初めてだったが、来年以降も2回、3回と継続していく方針だ。高校生同士の交流にもつながるし、いい思い出にもなる。ことしは日高地方からは南部高校だけだったが、来年はぜひ地元の高校生も奮って出場してもらいたい。そして、昔からある梅おにぎりや梅茶漬けを超える数多くの料理開発へ、若い感性に期待したい。(雄)

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