目標は高く持って

 先日の中学生硬式野球チーム「コンディショニング勉強会」で講師を務めた一般社団法人ジャパンベースボールコンディショニング協会代表理事の妹尾隆正さん(60)=阪南市=。22年間、大阪体育大と大体大浪商高でコンディショニングコーチを務め、米大リーグ・レッドソックスで活躍中の上原浩治投手(40)を指導した経験もある。これまで日米16人のプロ野球選手の指導に携わり、「指導しながら学んだこともある」と話していた。
 妹尾さんは、プレーヤーとしての心構えもアドバイス。なかでも野球に対する目標の設定では「自分からプロといえるようにならないとだめ」と強く訴えていた。「ヒットを打てるようになりたい」と発表した選手には「目をつむって打ってもなんとかなるときがある。目標が低すぎる」と答え、「甲子園を目指して甲子園には出られない。甲子園優勝を目指してやっと甲子園に出られる」と高い目標設定の必要性を説いていた。
 本紙10面で連載が始まった県市町村対抗ジュニア駅伝出場チーム紹介の取材の際にも、指導者から同じような言葉を聞いた。現実には上位へくい込むのは難しい戦力というが、「優勝を目指さないと入賞できないし、いい成績も残せないと選手たちに言っています」。とにかく1秒でも早く、一つでも前へ、強い気持ちを持つようにげきを飛ばし続けている。
 最近、アスリートの小中学生にインタビューすると、「憧れの選手はいません」などとそっけない返事が多い。「絶対にプロになる」「あんな選手になりたい」と口にすることで、やる気が増す場合もある。子どもたちにはスポーツでも勉強でも、とにかく「目標は高く」を忘れずに頑張っていってもらいたい。(賀)

関連記事

フォトニュース

  1. 傘差しや並進はせんといてね

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

Twitter

書籍レビュー

  1.  みなべ町の高城小学校(原啓司校長)で21日、「高城ロックンロールフィールド」が開かれ、1980~9…
  2.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  3.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  4.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  5.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
ページ上部へ戻る