清原容疑者は〝終われない〟

 球界のスターだった清原和博容疑者が覚醒剤所持の疑いで逮捕された。西武ライオンズ、巨人軍、オリックスで活躍した大物選手だっただけに、テレビなどでは連日にわたって報道されている。ファンらの嘆きの声もあり、特に清原容疑者を目標に頑張っていた野球少年たちには大きなショックだっただろう。
 筆者は清原容疑者と同い年でちょっと親近感があり、その活躍ぶりには注目していた。高校時代に名門のPL学園で1年生から4番打者。同じく1年生からPL学園のエースだった元巨人軍の桑田真澄さんと「K・Kコンビ」として世間の注目を集めた。高校時代、甲子園での本塁打13本は最多記録。
 しかし、人生いいことばかりでない。巨人引退後は覚醒剤疑惑が週刊誌で持ち上がり、妻の亜希夫人とも離婚。2人の子どもたちとも離れ離れになった。しかし子どもを思う気持ちは強く、逮捕の約3週間前の自身のブログには「今日約3週間ぶりに息子達とご飯を食べた 嬉しかった 本当に会いたかった 息子達の笑顔や笑い声、生きていて良かった  これからも息子達の成長を生き甲斐に生き抜こう」と書かれていたという。
 マスコミ報道などでは「清原はもう終わった」という言葉も出てくる。確かに今はどん底にあるかもしれない。しかし、まだ人生の途中。世間の多くのファン、愛する子どもたちに立派に更生した姿を見せてこそ本当の意味で罪をつぐなったと言える。それを成し遂げるまでは終われない。甲子園のヒーローだった頃のような明るく凛々しい姿をもう一度見せてもらいたい。1人のファンとしても願う。 (雄)

関連記事

フォトニュース

  1. コロナに負けるな!

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る