荒川区と江東区 災害備蓄にみなべの梅干し

 東京都の荒川区(西川太一郎区長、人口約20万人)と江東区(山﨑孝明区長、同48万人)は災害備蓄用としてみなべ町の梅干しを購入することを決め、同町とJA紀州は、両区へ1粒ずつ個包装した白干し梅の納品をスタートした。梅干しは疲労回復や食中毒予防効果などがあるといわれ、農林水産省が発行した冊子「家庭用食料備蓄ガイド」にも備蓄品として掲載されている。
 町は、平成23年に発生した東日本大震災後に災害備蓄用梅干しの活用を推進。平成26年6月から超党派の国会議員で組織する梅振興議員連盟の元メンバーで23区特別区長会の会長を務めている荒川区の西川区長、同会副会長の江東区の山﨑区長らにセールスを行っていた。
 備蓄用として送る梅干しは2Lサイズ(14~19㌘)の白干しで、1つずつテトラ型に包装されている。価格は1個70円で、賞味期限は5年間。単純計算すると、梅干しだけの重さは1万個で165㌔程度となる。みなべ町と契約した荒川区にはすでに1万個を納入、本年度末までに追加で2万個を送る。来年度も3万個の納入が決まっている。29年度からは1万個。同区では災害訓練で年間1万個を使うため、常時4万個が備蓄されるという。使用した分だけ料金が支払われる寄託契約となっている。江東区は町と通じてJA紀州と契約。2月に同区が備蓄資材の入れ替えを行う時に、個包装された梅干しが送られる。
 町では今後も東京都内でセールスを実施する方針で、今月22日には板橋区(坂本健区長、人口約55万人)と港区(武井雅昭区長、同24万人)を訪問してセールスを行う。小谷芳正町長は「最終的には23区すべてで備蓄してもらえるように働きかけていきたい。災害訓練などで備蓄用の梅干しを使ってもらうとともに、都民の各家庭で万一のために備蓄していただきたい。健康食品としての良さもアピールできる」と話している。

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